今の社会は超ストレス社会です。
特に会社は、営利団体なので、お金を稼ぐことがとにかく求められ、そのための結果・ノルマがトップから厳しく課されます。
それが部長⇒課長⇒現場へと降りていき、あまりの厳しさだったり、不勉強が引き起こす誤解した指導法だったり、指導する人の人格だったり、出世欲や嫉妬などの何かしらの思惑だったり、その人の人生が上手くいっていないための腹いせのせいだったりで、人の人生・人格を無視・否定するような、時には度を越えた犯罪レベルのパワハラという現象が起こってしまいます。
そう簡単に会社を辞めることは出来ないので、こらえて従うしかありません。
社畜の誕生です。
結果を求められる事、厳しい指導は、会社では仕方の無いことだと思います。
遊びのために友達同士で作ったサークルではないので、人間関係が多少居心地悪いとしても、それも仕方のないことです。
しかし、それは許容できる範囲での話です。
環境・人間関係で心を病んでしまってまで、その場所にいる必要はありません。
たまたま今の仕事内容・上司と相性が悪く、将来的に環境が変わる可能性があるなら、じっと耐える事で乗り切れるかもしれませんが、長期的に考え、その場所にいることが自分の明るい未来に繋がらないなら、病気になってしまうなら辞めてしまったほうがいいのではないでしょうか?
僕は過去やってきた仕事内容が変わり、トップも代わって経営方針や、社員に対しての価値観が変わり、仕事内容も上司・トップとも合わないので、大卒から20年以上務めた会社を辞めました。
社畜が辞めることを選択できないほとんどの理由が、お金の問題だと思います。
生活費、学費、マイホームのローン、自動車のローン・・・・
40歳も過ぎると、よっぽど能力がない限り、ほぼ再就職は無理と言われていますが、それは今の会社と同じような待遇を求めるからだと思います。
そしてこれもまたお金の問題です。
今のポジションから落ちるのは嫌だと思うこともあるでしょうが、経験上、それはお金のためのポジションで、やりがいのためのポジションなら、仕事を楽しめている気がします。
こういう状況になったときに、お金を気にせず、自分の健康を最優先して退職できるように、日ごろから倹約に努め、投資・副業で別の収入減を確保していれば、良いのでしょうが、昔の僕がそうだったように、ほとんどの人がそれが出来ていません。
・自分は一生今の会社でやっていけるから大丈夫だし、ずっと出世していける。
・自分はうつ病なんかになるような弱い人間ではない。
・投資は怖く、勉強するのも嫌。
・もしくはお手軽な株やFXを大して勉強もせずに、ほぼギャンブルレベルでやってしまい大金を失う。
・給料が上がるたびに生活のレベルもを上げ、洋服・旅行・車・家・外食・飲み・私立の学校などに使えるだけ使ってしまう。
上記は僕にもほぼ当てはまっていました。
また、自分が倹約志向でも、配偶者がそうでないパターンもあります。
すでにうつ病になっているのに、配偶者が会社を辞めさせてくれないケースもあります。
本当のパートナーなら、一緒に生活レベルを下げて倹約し、
・洋服は他人に見えを張るだけのブランド物なんていらないし、今持っているものだけでやっていける。
・外食お金がかかって不健康だから、自炊しよう。
・家は売るか貸すかして、家族が快適に過ごせる最低限の広さや設備の、安い賃貸に引っ越そう。
・車も軽や中古で十分。
・娯楽もお金をかけずに楽しめることなんてたくさんある。
だから会社辞めても大丈夫だよと言って欲しいです。
生活困るから、辞めたらだめという自分のことしか考えていないパートナーなら別れた方がいい気がします。
(ただし、過去自分自身が自分のことしか考えていなかったせいで、相手がそうなっている可能性あり)
もし、そんなことが本当にできれば、実は生きていくのなんて、そんなにお金はかからないものなのです。
しかし、現実はそう甘くないでしょう。
分かります。
そのために会社を辞めても、しばらくはお金がもらえて生活に困ることない方法を載せておきます。
1、傷病手当金
社会保険に1年以上入っていれば、最大1年6か月、直近12か月の給与の2/3が支給されます。
注意点として、退職後に手続きはできません。
退職前に連続して3日、療養のため労務不能で休んだあと、さらに1日以上、欠勤したことが要件です。
僕の場合で言えば、
在職中にうつ状態
⇒病院で受診し診断書をもらう
⇒出社日に起き上がれず会社を欠勤&診断書提出
⇒2週間休んだ後(連続して3日+1日以上)、さらに休職届を出して半年休み
⇒有休消化後退職
僕はこれで1年半毎月26万円支給です。
ちなみにこれはよく間違えられやすいのですが、
退職後、保険を国民保険に切り替えても、打ち切られることなく前の社会保険から支給されます。
退職するつもりなら、絶対に傷病手当をもらえるようにしましょう。
自分が思っているより、うつ症状は出ているものです。
はじめて心療内科に行くのは抵抗あるかもしれませんが、行ったところで全く人生マイナスにはなりません。
むしろ病気を放置することのほうが大きなマイナスです。
とにかく診察を受けて診断書を書いてもらいましょう。
2、失業手当
これは有名ですが、傷病手当と同時に貰えませんので、ハローワークへ延長の申請が必要です。
理由は失業手当は再就職の意思があり、就職活動をしている人が貰えるものなので、就業できないため傷病手当をもらっている人は支給対象外になるからです。
僕の場合は勤続長かったので、18万円が11ヶ月分(支給予定)あります。
しかも自己都合退職でも、病気が理由で退職した場合は、給付期間が会社都合と同じになります。
これだけの期間があれば、体調を整えて、今より給与が下がったとしても、やりがいのあり、自分に合った職場を探せるのではないでしょうか?
3、おまけ 国民保険、国民年金、税金
退職すると、社会保険から国民保険へ切り替わりますが、金額は昨年の所得により変動するので、うちの場合、夫婦+子1名で月3,533円です。
国民年金も退職後に収入無しなら申告すると減免され0円です。
収入がないので、所得税、住民税も0円です。
生きていくだけなら、倹約すればバイトでも何とかなりませんか?
生活レベルを下げたくない代わりに、病気になったり、最悪自殺するようなことになるのと比べてどっちがよいでしょうか?
辞める前は将来が不安で仕方なかったですが、今は辞めてよかったしかありません。
会社は健康を害してまで行くところではありません。
うつ病は酷いと回復に何年もかかります。
僕も会社に行かなくなり、1年以上経ってやっと8割回復です。
もしまだあなたが、病気になる程ではないなら、将来に備え、倹約と投資・副業を初めておきましょう。
ちなみに不動産投資や太陽光発電投資は退職すると、融資が受けられなくなるので退職前に仕込んでおく必要があります。
僕も退職する年に一気に合わせて1億7千万円分買いました。
うつ病になってからは、初めての投資判断は危険なので、元気なうちに備える必要があります。
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