こんな疑問を解決します。
本記事の内容
・携帯電話を法人名義にするデリット
・おすすめのキャリアとプラン
・法人名義へ変更する方法
本記事の信頼性
携帯を法人名義にして運用9ヶ月が経過しました。
今回は法人成りをして、これまで個人名義で使用していた携帯電話を、電話番号そのままで法人名義にする方法、メリットやデメリット、キャリアとプランを比較し、実際に契約後、運用して分かった最安のおすすめについてわかりやすく解説していきます。
携帯電話を法人名義にするメリット
そもそも、わざわざ手間暇かけて、法人名義に切り替えることに何のメリットがあるの?という基本的な内容についてご紹介していきます。
携帯電話を法人名義にするメリット
②:経理作業の簡易化
③:今後解約手数料がかからない
④:料金プラン見直しの機会になる
⑤:MNPで電話番号は変わらない
⑥:カッコイイ
①:経費が全額計上できる
個人事業主の時は、経費計上を家事按分しなくてはいけませんが、法人名義にすることにより、全額を経費計上できるようになるため、節税効果が高くなります。
これが最大のメリットになります。
家族の分も契約するとさらに節税効果が高まります。
②:経理作業の簡易化
個人事業主は家事按分するために、仕分けの手間がかかりますが、法人名義だと一括で計上できるので、経理の手間が削減されます。
複数台契約していると、さらに効果は高く、支払いのクレジットカードや、引き落とし口座をネットバンキングで会計ソフトと連携することにより、自動で支払いデータの取り込みが可能です。
③:解約手数料がかからない
これから契約する場合、法改正で2019年10月から2年縛りなどの解約手数料がかからなくなったため、契約後に金銭面でのキャリアの変更のハードルが下がります。
④:料金プラン見直しの機会になる
自分の利用状況に合わない、高いプランを使い続けてしまっているということがありがちです。
名義変更を機に、料金プランの見直しを行うチャンスです。
特にまだ格安シムに乗り換えていない場合は大きな固定費削減になるでしょう。
これは節税効果をはるかに上回ります。
⑤:MNPで電話番号は変わらない
個人名義のキャリア乗り換えと同様に、電話番号が変わることはありません。
⑥:カッコイイ
これは・・・僕だけでしょうか?
実際気分良かったですよ。
キャリア聞かれて、「この携帯法人名義なんで・・・フッ」というシチュエーション結構あるんですよ。
まあ・・・自己満足のおまけ要素です。
携帯電話を法人名義にするデリット
法人名義への切り替えはメリットだけで、デメリットはないの?という疑問について、実際に体験しないと分からない内容も含め、ご紹介していきます。
携帯電話を法人名義にするデリット
②:譲渡手数料の発生
③:解約タイミングによっては解約手数料が発生する
④:個人契約専用のサービスを受けられない
①:手間がかかる
当然手続きに手間がかかりますが、1回こっきりのことなので、ここをデメリット要素として挙げるのもどうかと思いますが、一応。
②:譲渡手数料の発生
個人名義での乗り換えの事務手数料と同じように譲渡手数料が発生します。
僕の場合は当時AUでしたが、2,700円/台でした。
スマホ×2台、Wi-Fiルーター×1台で合計8,100円掛かっています。
これも1回のことなので、判断に影響するほど大きな事ではないでしょう。
③:解約タイミングによっては解約手数料が発生する
現在の契約が、よくある2年縛りなんかだと、解約月によっては、1台当たり9,000円ほどの解約手数料が発生します。
同一キャリア内での個人⇒法人変更でも、別人格なので、解約手数料が発生します。
ただし、ドコモ、AU、ソフトバンクの大手キャリアから、格安シムに乗り換える場合は、この解約手数料を支払ってでも、即乗り換えたほうが得な場合がほとんどです。
電気も携帯会社で契約し、セット割にしていた場合、電気の方も解約手数料が発生するので、タイミングの確認が必要です。
注意点として、個人 ⇒ 法人への名義変更とキャリアの乗り換えを同時に行うことは不可能です。
キャリアも変更したい場合、個人名義のまま、別キャリアへ乗り換えてキャッシュバックや解約手数料負担サービスを受けた数ヶ月後(キャッシュバックの受け取り条件による)に、そのキャリア内で法人名義へ変更という流れがお得です。
もしくは、一旦現在のキャリア内で法人名義へ変更したのちに、別のキャリアの法人契約へ乗り換える方法がありますが、こちらはキャッシュバックや解約手数料負担サービスがありません。
ここは動く金額が大きいので、うまく立ち回ってください。
④:個人契約専用のサービスを受けられない
これは盲点だったのですが、法人名義だと以下のサービスが受けられません。
・ネットや電気のセット割がない
・ソフトバンク、ワイモバイルの場合、Wi-Fiスポットが使えない
・ソフトバンク系列のYahoo!プレミアムサービス無料が使えない
乗り換え時のキャッシュバックや解約手数料負担サービスがない
前述の通りなので、ご自身の環境に合わせ、どう動くのが最もお得なのか考える必要があります。
ネットや電気のセット割がない
これはAUの場合でしたが、Wi-Fiルータも同時契約している場合、そのルータも一緒に法人名義へ変更しても、携帯とのセット割ができないので割高になります。
ちなみに僕は最初AUショップで、個人から法人へ名義変更しましたが、その際にWi-Fiルータとのセット割引がなくなる説明はなく、契約が終わってから知らされましたので、解約するまで毎月3,000円ほど損しました。
(二度とAUは使いません)
キャリアで電気も契約している場合、電気も法人契約に変更したとしても、ほとんどのキャリアでセット割引サービスが受けられないです。
(探せばあるかもしれませんが、未確認)
これまで個人で電気と携帯のセット割だったのを、家の電気代は個人契約で、携帯は法人契約になる場合も、もちろん別人格なので割引は受けられません。
ただ、このセット割は月数百円なので、小さな話です。
ソフトバンク、ワイモバイルの場合、Wi-Fiスポットが使えない
法人契約の場合、ソフトバンク系列のWi-Fiスポットが使えません。
そのかわり、当然料金も発生しません。
(正しくは、料金は発生するが、同額の料金が割引されて、実質負担なし)
他社の場合は未確認です。
ソフトバンク系列でもYahoo!プレミアムサービス無料が使えない
利用していない人には関係ありませんが、ソフトバンク系列のキャリアを利用していても、法人名義ではスマートログインが設定できないので、Yahoo!プレミアム のサービスが無料で使えません。
おすすめのキャリアとプラン
誰でも最安で契約したいので、キャリアや料金プランを比較検討するのですが、非常に手間がかかり、悩ましいと思いますので、メジャーなキャリア別での比較とおすすめ料金プランをご紹介します。
まず前提として、コストを安く抑えることが目的なので、節税目的で法人名義に変更する前に、格安シムへの乗り換えが必須となります、
格安シムを利用してコストをグッと下げたうえで、法人名義にすることにより、さらに節税する流れになります。
法人名義にする説税額より、格安シムに乗り換えてコストを落とすほうが、はるかに経済効果が高いためです。
また、基本的に法人名義になった場合の料金プランも、個人の時と同じ内容です。
ちなみに数十台規模の法人契約なら個別案件となり、商談で料金を設定していくことになります。
おすすめのキャリアとプラン
②:楽天モバイル
③:ワイモバイル
④:ソフトバンク
⑤:AU
⑥:ドコモ
①:格安シム
基本的に格安シムの会社は法人契約に対応していませんので、法人契約対応で料金を抑える格安simの会社は、楽天モバイルかワイモバイルの2択になります。
僕も切り替え遅かったほうですが、いまだに格安シムを使っていない人は、事業をやっていない個人だとしても相当マズイですが、もし経営者なら失格レベルですので、法人名義にしないとしてもすぐに切り替えるべきです。
格安シムの会社は大量にあり、料金プランも低品質の激安から高品質でコスパがいいものまでたくさんあるので、比較が大変です。
また、最安値だけで選ぶと通信速度が遅かったりして、後悔することになります。
また、シムフリーの携帯端末でないと使えないので、このあたりのややこしい事が乗り換えをためらわせる原因になっています。
しかし、格安シムを利用すると、ドコモ・AU・ソフトバンクなどの大手キャリアで1台当たり月8,000~10,000円掛かっている携帯代が、1,000~3,000円程度に削減できます。
毎月5,000~9,000円程度も抑えられ、家族が使用していれば、さらにその台数分の出費が減ります。
これだけの額を毎月稼いだり、サラリーマンで昇給するのはどれほど大変でしょうか?
たとえ忙しくて、調べたり契約する間が取れないといっても、丸1日使えば出来るはずです。
たった1日で、年間数万~数十万円の支出の削減(ノーリスクで確実な不労所得とイコール)になります。
この優先度の判断ができない人は、残念ながら一生貧乏(高収入でも散財や不要支出を止められないなら、低資産の蓄財劣等生)です。
調べるのが面倒・通信が遅くなるのがイヤ、iPhoneを使いたい人はとりあえずワイモバイルに入っとけば無難です。
シムだけなら毎月2,680円/台、2台以上なら毎月2,180円/台です。
③:ワイモバイル
ズバリ法人名義にする際のおすすめのキャリアは、ワイモバイルです。
ワイモバイルがおススメな理由
・料金が安い
・1通話10分までのかけ放題が無料
・シムロック解除ができればiPhoneを使える
・法人契約対応可能
・ショップが多く、サービスが受けやすい
・利用者が多く、疑問点の相談やネットでの調べるのが容易
おススメのプラン
シムのみ契約の料金です。
この中から、自分の環境にあったプランを選びます。
仕事の環境にもよりますが、Wi-Fiにつなげない環境で動画を見るような悪習慣がなければ、3Gで十分足ります。
2,680円 (6ヶ月は1,980円)2回線以上契約で2,180円 (6ヶ月は1,480円)
プランM 通信容量 9G(1年半は12Gへの増量500円無料)
3,680円 (6ヶ月は2,980円)2回線以上契約で3,180円 (6ヶ月は2,480円)
プランR 通信容量 14G(1年半は17Gへの増量500円無料)
4,680円 (6ヶ月は3,980円)2回線以上契約で4,180円 (6ヶ月は3,480円)
>>Y!mobileに乗り換えるなら「ヤングモバイル」を見てみる
④:ソフトバンク
ワイモバイルとほぼ同じ品質なので、高いソフトバンクを選ぶ理由はありません。
②:楽天モバイル
2020年4月から、自社回線キャリアとなりました。
未知数な部分が大きいですが、解約手数料無料で1年無料のキャンペーンを行っているので、フットワークが軽い人は試す価値アリです。
>>楽天モバイルのサイトを見てみる
⑤:AU
前述の通り、契約時のショップ店員の説明不足で大損したので、すぐにワイモバイルへ乗り換えました。
個人名義の時はスマホ2台、Wi-Fiルータ1台で合計11,000円/月が法人名義にしたら、譲渡事務手数料を除いて23,000円/月と意味不明な料金になりました。
もう二度とAUを使うことはありません。
ちなみに僕はAUで個人⇒法人、その後AU⇒ワイモバイルへ移行する手順でしたので、かなり損をして失敗しましたので、みなさんは注意してください。
AU⇒ワイモバイル、個人⇒法人にするべきでした。
⑥:ドコモ
10~20年前はドコモの携帯を持つことがステータスみたいな時代がありました。
当時はAU、ソフトバンクの電波状況が悪く、つながりにくかったので、ステイタスだけでなく、それなりの価値はありましたが、キャリアでの電話状況に差がなくなったこの時代で、料金が高いのにドコモを使用し続けている人の意味が分からないです。
いくら説明してもドコモから変えない70代の僕の親みたいな世代なら、老化で億劫になるので分からなくもないですが、バリバリ現役の50代以下で、相当の理由なくいまだにドコモを利用している人はヤバいです。
これは固定費削減額の話や、収入の高い低いの問題ではなく、お金に関する思考の問題です。
法人名義へ変更する方法
かなり前置きが長くなってしまいましたが、具体的な手順と注意点について解説します。
法人名義へ変更する方法
②:店舗へ予約を入れる
③:必要書類リスト
①:切り替える日を決める
現契約を解約する際の料金はほぼ、月割りになりますので、月末ギリギリなほど、おトクです。
新しい契約のほうは、ほぼ日割りとなっています。
月末最終日がベストですが、準備物不足などがあった場合のことを考え、最低でも1日は余裕を持つことをおススメします。
②:店舗へ予約を入れる
・シムの在庫確認
法人名義に詳しい人がいる日時で予約
上記の理由で、月末は切り替えに来る人が多いので混雑傾向です。
もともとショップはかなり待たされるので、予約が必須です。
(この記事を書いている今はコロナのせいでガラガラ&ショップでの法人契約受付停止中)
ショップ以外で名義を切り替えるには、各キャリアの法人専用電話番号に問い合わせて、書面を郵送してやり取りする必要があります。
その場合の手続きは1~2ヶ月かかりますが、ショップで手続きをやった場合は当日で名義変更が完了します。
また、ショップに法人名義の契約について詳しい人が少ないため、絶対に予約時に確認して、詳しい人がいる日時に合わせたほうがいいです。
僕の場合はワイモバイルで、個人客しか対応したことのないであろう若いお兄さんが、プランを理解していなくて、2回線目の500円引きを知らずに、僕が教えてやりました。
(法人・個人名義のプラン関係なく、ただ詳しくなかったようです)
AUでも法人名義では、ルーターの家族割が出来ない事が後になって発覚し大損しています。
シムの在庫確認
シムのみ契約用のシムカードの在庫はショップにあまりありませんので、これも確認しておきましょう。
僕の場合は7件ショップに電話をかけてやっと見つかりました。
駐車場のある郊外店より、来店者数の多い繁華街にある大きな店舗のほうが在庫が多いようです。
③:必要書類リスト
・本人確認書類 (運転免許証・パスポートなど)
・個人の印鑑
・法人の名刺または社員証
・法人の謄本(履歴事項全部証明書)
・支払い方法について
口座振替の場合 : 金融機関届出印と口座番号の控え
クレジットの場合: クレジットカード
キャリアによって異なる可能性がありますので、予約をするときのついでに確認をしましょう。
まとめ
いかがでしたか?
携帯を法人名義にすることについての情報を、僕の体験談を交えてご紹介しました。
キャリアはワイモバイル
プランはSにすることにより、月々の費用が3,000円を切り、全額経費計上が可能になります。
法人名義にしなくても、格安シムにすることにより、支出を大きく減らせます。
楽天モバイルもトライする価値アリです。
>>楽天モバイルのサイトを見てみる
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