こんな疑問を解決します。
本記事の内容
・公的機関で使える制度ともらえるお金
・年金・保険の支払い免除と減免
記事の信頼性
いろんな手当をもらいながら無事生活できています。
休んでいるおかげで、病気がどんどん回復中。
うつ病になって治療のために休んだり、働けなくなって、会社を退職した場合、失業して無職になるので、生活費や精神科の病院への通院治療費が心配だと思います。
社会というものは、困っている人に対し親切にこうすればいいよ。こんなものがあるよ。と教えたりはしてくれません。
なので、自分から聞いたり、調べる必要があります。
特に国や会社の制度は、分かりにくく、申請方法も複雑なことが多いです。
この記事ではうつ病を回復させるために、会社を休んだり、辞めても生活できるように、もらえるお金や使える制度についてわかりやすく解説していきます。
目次
会社関連で使える制度ともらえるお金
うつ病になってしまったら休むことが最重要です。というか、休まないと絶対に治りません。
もし休まなかった場合、次のようなことが起こります。
うつ病になっても休まなかったら?
・周りに迷惑をかけるし、上司に叱られる
・自己嫌悪に陥り、ミスや遅れを取り返すために今以上に頑張る
・症状が悪化し、さらに思考力が低下して悪循環
しかし、生活のために休めない、休むと周りの人に迷惑がかかると思い込み、休まずに症状を悪化させ、取り返しのつかない状態になる人も多いです。
次に会社関連で使える制度ともらえるお金についてご紹介していきます。
会社関連で使える制度ともらえるお金
②:休職
③:傷病手当
④:失業手当
①:有給
まずは有休を使って1週間から1ヶ月休みましょう。
僕もそうでしたが、それで解決できるケースも多いです。
有給は労働者の権利です。
本来なら無条件で休む権利はありますが、診断書を会社に提出しましょう。
理解がある上司なら相談しても大丈夫ですが、たいていの場合、その上司が病気の原因だったり、自分の評価が下がったり職場が回らなくなるので、休みを取らせないようにします。
その場合は人事部の担当者に相談しましょう。
また、休めない(と思い込んでいる)人は次のように考えてください。
うつ病になったらこう考える
・いきなり休むより、引継ぎして休んだ方が責任ある行動
・休まずに無理してミスするほうが周りに迷惑をかける
・体を壊してまでしなければいけない仕事なんて存在しない
・頑張りが足りないのではなく、体を壊すまで人より頑張りすぎ
・人生で最も大事なのは健康
うつ病は頑張るほど悪化します。骨折した状態でジョギングできますか?それはやる気の問題ですか?
②:休職
有休を使い切るか、予備の数日残しでも回復がしない場合、改めて診断書をもらい、休職しましょう。
休職については会社の就業規則が判断基準になるので、調べるか人事部の担当者に相談したほうがいいです。
実際に休職をする場合は有休を取得するときと同様に誰に、相談するのが一番スムーズか判断しましょう。
③:傷病手当
有給でない休職をする場合、病気を理由に会社を連続して3日以上休んだ後4日目以降からは、社会保険から、傷病手当という名前の、直近12ヶ月の給与の2/3の額が最大1年6ヶ月補償される制度があります。
医者から専用の証明書を発行してもらえば、人事部が対応してくれます。
退職する場合
いきなり退職すると傷病手当がうけとれません。
病気を理由として会社を連続3日以上休むことが支給要件です。
(この3日は通常の休日、有給や休職などの種類にかかわりません)
退職する場合は、病気になった後、絶対に3連休以上してから退職するようにしてください。
④:失業手当
以下の場合は退職しましょう。
退職したほうがいい場合
・会社や上司が病気に対して理解がなく、休ませてくれないなど対応がひどいとき
・職場の環境が自分に合っておらず、復職しても病気の再発可能性が高いとき
・休職期間が長いと退職になる場合(仕方ないです)
失業手当は自己都合の退職でも、病気が理由の場合は会社都合と同条件で支給されます。
(支給期間が長い、早く受け取れる)
傷病手当と失業手当は同時に受給できないため、傷病手当受給期間中に退職した場合は、失業保険受給期間延長の申請をしておくことにより、失業手当を満額受け取れます。
公的機関で使える制度ともらえるお金
ここでは という内容についてご紹介していきます。
公的機関で使える制度ともらえるお金
②:障がい者手帳
③:障害厚生年金
④:生活保護
①:自立支援医療
病院から自立支援医療診断書をもらって役所へ申請することにより、治療費の自己負担額が3割⇒1割になり、所得に応じ月の上限額が設定され、それ以上の額を支払わなくてよくなります。
②:障がい者手帳
病院から専用の診断書をもらって申請し、認められれば、手帳が交付され、施設の無料利用や、交通機関の割引などのサービスが受けられます。
また、手帳を持っていることは自分から言わない限り誰にもわかりませんので、認定に抵抗あるかもしれませんが、もらおうがもらうまいが、あなたの症状に影響があるわけではないので、申請したほうがいいです。
③:障害厚生年金
最初の診察から1年半が経過しても病状が回復しない場合、障がい者手帳と同様、専用の診断書を提出し、認められれば、1~3の等級に応じて、障害厚生年金が支給されます。
これは在職中でも減額や支給停止になりません。
④:生活保護
病気で働けなくなった場合、生活保護を受けることにより、生活はできます。
車の所有や10万円以上の貯金の禁止、家賃の上限などがありますが、お金のために病気を我慢して働き続け、自分を壊してしまわなくても、これが最後のセーフティーネットになります。
知り合いに両親共に精神疾患の生活保護世帯の家族がいますが、激貧生活ってわけでもなく普通に生活しています。
ちなみに車は必要な時にレンタカーで借りていて、そこまで不便に見えません。
これ以下の生活はしなくて大丈夫です。
退職時の年金・保険の支払い免除と減免
ここでは退職時の年金や保険の免除と減免についてどういった制度があるのかご紹介していきます。
年金・保険の支払い免除と減免
②:社会保険の任意継続
③:国民健康保険
①:国民年金支払い減免・免除
退職して収入が下がると国民年金支払い減免・免除が受けられます。
年金事務所に相談すれば、教えてもらえます。
②:社会保険の任意継続
退職すると、会社の社会保険から外れますが、任意継続を選択すると保険を継続できます。
ただし、支払金額に上限はあるものの、会社がこれまで負担していた半額分も自己負担になるので、保険料が倍額になります。
国民健康保険とどちらが安いか比較が必要です。
③:国民健康保険
任意継続しない場合は、国民健康保険になります。
これはよく勘違いされるのですが、社会保険を任意継続しなくても、傷病手当は継続して受給可能です。
まとめ
いかがでしたか?
お金を気にしすぎて、体を壊すほどバカなことはありません。
僕がうつ病で休んで思ったこと
- 休まないと回復しなかった
- 自分が休んでも仕事はちゃんと回る
- 対応してくれた会社に感謝
- ストレスのない日々がとても心地よくて穏やか
僕が退職して分かったこと
- 辞めること=人生の終わりではない
- 辞めても生きていける
- 休んで元気になって、自分に合った職場を探せばいい
- 転職で給料が下がっても、その分倹約すれば全然大丈夫
- 傷病手当や失業手当をもらいながら、十分やり直す準備ができる
- ネットビジネスなど、会社での労働以外で生きていく方法が見えた
- お金を使わないと人生が楽しくない。というのは間違った思い込みだった
休職や退職することは、何か一線を超えるような、やってはいけないことのような気がしていましたが、単なる自分だけの思い込みです。
うつ病になったら、とにかく休んでください。
休まないで起こす行動や思考は、まず良い選択につながらないです。
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