転勤でマイホームを賃貸に出して確定申告すると、不動産収入が赤字なった場合、サラリーマンの給与所得と通算して税金が還付されます。
赤字と言っても、建物の減価償却費を大きく計上出来て、不動産事業に関連していれば、日頃使用している携帯電話料金、自家用車にかかる費用(減価償却費として車両本体費用、駐車場代、車検、保険、ガソリン代、高速料金、自動車税、修理代)、住居の電気料金、ネット回線代、電車・バスなどの交通費も計上できるので、実際の出費が伴い手元の資金が減るわけではありません。
昨日、ちょうど前年度の所得証明を市役所からもらってきましたが、控除後の給与所得が380万円で不動産の赤字が120万円だったので、通算所得は260万円でした。
所得税率は累進課税で、所得額に応じて税率が違い
195万円超え~330万円 10% 控除 97,500円 (不動産投資を通算した所得260万円はこの区分)
330万円超え~695万円 20% 控除 427,500円 (給与所得のみの380万円はこの区分)
なので、不動産赤字が無く所得が給与所得の380万円のみだった場合の所得税は
330万円超え~695万円 20% 380万円X20%=76万円-427,500円=332,500円
住民税(おおよそ所得の10% 380万円X10%)38万円
合計 712,500円
不動産投資の赤字を通算した所得260万円の場合の所得税は
195万円超え~330万円 10% 260万円X10%=26万円-97,500円=162,500円
住民税(おおよそ所得の10% 260万円X10%)26万円
合計 422,500円
その差 29万円!
前年1年間の不動産投資のキャッシュフロー(家賃収入ー経費ーローン返済額)は250万円位あったので、合わせて約280万円くらいの手残りになります。
これに通常の給与所得が加わりますので、いかにサラリーマンの給与所得から税金が引かれているか、給与所得だけで生きていくのが割に合わないか(高給の方を指していません・・・)税金について知らないと損するかがハッキリします。
その他、ウチは子供がいますので、市からの助成金なども所得に応じて区分が変わり、その区分も所得が低くなるため、より手厚い助成金が出たり、支払う額が減ったりと言いことづくめです。
昔は税金の事をどう勉強していいかもわかりませんでしたが、今はネットがあるので、自分次第で稼ぐことも、税金から稼いだ金を守ることも出来ます。
法律は、弱いものの見方でなく、法律を知っているものに味方する。と何かの映画のセリフでありましたが、まさにそうだと思います。
助成金の件も含め、こういう得する話はわざわざ教えてくれる人はいないので、自分で調べていくしかないです。
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