こんな疑問を解決します。
住居について、賃貸VS購入どっちがいいか?という論争がよくありますが、今回は「賃貸VS購入」から視点を変えて、買ったほうがいい人たちについてクローズアップ内容をご紹介します。
本記事の内容
①:毎月の賃貸の家賃がもったいないと感じる
②:マイホームが欲しいが、「一生」というリスクが気になる
③:転勤の可能性がある
④:見栄にお金を使いたくない
⑤:将来住み替えを視野に入れている
⑥:資産を運用したい
⑦:大家デビューしてみたい
記事の信頼性
これまで3軒の家を住宅ローンを使って購入し、転勤のたびに賃貸に出して家賃収入を得ており、そのお金で暮らしています。
この記事ではマイホームを購入した方がいい人や、向いている人はどんな人か?またその理由ついてわかりやすく解説していきます。
目次
①:毎月の賃貸の家賃がもったいないと感じる
これは自分が大家になったので、とてもよく分かりますが、賃貸に払う家賃はお金を捨てるに近い行為です。
ただ、家を買うのはそう簡単ではないので、足元を見られ高い家賃を支払うシステムになっています。(家賃の内にはリスクを大家がかばってくれる意味もあります)
昔の小作人と地主の関係です。
小作人は働けど働けど、地主に賃料を収め、ずっと貧乏で、地主は何もしなくても勝手に資産が増え続けます。
※高所得者が家賃を経費化して節税する場合は話が別です。
賃料を払い続けている限り、一生、地主にもお金持ちにもなれません。
住宅ローンが支払い終われば、たとえ築35年やそれ以上の物件でも戸建てなら最低でも土地は残り、規模は小さくてもあなたやあなたの子供は地主になれる可能性がでてきます。
すべてはここから始まるのです。
実際は自己使用していても意味がなく、貸し出すことで初めて地主=資本家です。
あとで詳しく触れますが、資本主義の日本では、資産を持たない限り豊かにはなれません。
②:マイホームが欲しいが、「一生」というリスクが気になる
マイホームを購入するにあたり、「一生」というワードが気になって、どうしても購入に踏み出せない人は、ちゃんと先のことを考えられる要人深い人です。
見えているリスクは手を打つことにより回避できるので、先のことを深く考えずに買う人に比べ、逆に購入したほうがいいです。
一生というワードのせいでリスクになること
・もし収入が減ってローンが返せなくなったら
・もし火事や災害が起こってしまったら
・もし土地の値段が下がってしまったら
・もし引っ越さなくてはいけなくなったら
・もし子供がその学校区に合わなかったら
これらは以下の内容で対応が可能ですので、「一生」に縛られなくなります。
対応策
・金銭リスクには保険で対応
・新築を買わない
・管理費、修繕積立金が高いマンションを買わない
③:転勤の可能性がある
このブログのテーマでもあるのですが、転勤族ならそれを逆手に取ることにより、普通にアパートを買って不動産投資するよりも、はるかに難易度が低く、簡単に大家デビュー出来て、成功もしやすいです。
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④:見栄にお金を使いたくない
もしマイホームにかけるお金の要素に見栄があるとしたら、いくらあってもお金が足りません。
それが徐々に家だけでなく、家に関連する物やライフスタイルへ限りなく波及してしまうからです。
立派な家を建てたり買ったりすると、ご近所付き合いの影響などで、豪華な家に質素なインテリアや生活では見合わないと思うようになっていきます。
家関連やライフスタイルの変化での出費
・家具
・家電
・車
・ガーデニングや庭の手入れ具合
・ご近所との比較で何かと見栄を張る
・子供を私立へ
・洋服
・海外旅行
お金に困ることがない人は好きにすればいいですが、ほとんどの人は生涯年収に限りがあります。
経済的合理性を考えて、見栄を張ることにお金を使わず、家を購入できる人なら家を購入しても大丈夫です。
収入に見合わない豪華な家を、気持ち先行・計画なく衝動で買うような人は破綻予備軍です。
⑤:将来住み替えを視野に入れている
家を買う場合、多くの人が内見に行って舞い上がってしまい、将来のことで楽観的になりやすいです。
さらに営業マンのトークにやられて、不安要素も何とかなるだろうと高額な家を購入してしまします。
そこに「住み替え」という概念はほとんどなく、「一生モノ」で考えてしまうために、スーパーの買い物を1円単位で検討するような人でも、高額な数十万から数百万円もするお金を余計にポーンと支払ってしまいます。
35年の住宅ローンで月々の支払額にすると小さく感じるのでなおさらです。
住み替えることを視野に入れてることができる人こそ、住居費用に関し最も得ができます。
状況に合わせて無駄なく住居費をコントロールできるからです。
賃貸に住んで住み替えていくことでも同じのように見えますが、住み替え時に住んでいた家を賃貸に出して資本家となれるかどうかが大きな違いです。
住み替えの機会
・子供が家を出る
・新しい家に替える
・老後に住みやすい家へ
・親や子との同居
・離婚
一生買ったマイホームに住むとなると、どこかで必ず無理が生じます。
その無理に対して莫大な費用を掛けるか、住み替えて賢く支出を抑え、資産形成にまで持っていけるかで雲泥の差です。
⑥:資産を運用したい
有名なピケティの法則で「r > g」という式があります。
「r」は資本収益率を示し、「g」は経済成長率を示します。
資本による収益率は年に5%程度なのに対し、経済の成長率は1~2%しかありません。
つまり、資産運用によって得られる富は、労働によって得られる富よりも成長が早く、資本家はより裕福になり、労働者は相対的にいつまでたっても資本家に追いつけず、格差が開き続けます。
せめて自分が資本家になるスタートを切れば、自分の代では間に合わなくても、子供の代では労働以外の収入で経済的に自立が可能でないでしょうか?
⑦:大家デビューしてみたい
転居を機に大家デビューをしてみたいと考えているなら、まさに絶対に購入したほうがいい人です。
自分の家を賃貸に出す場合は、通常のアパートローンでアパートを買って大家になるより、以下の理由ではるかに難易度が低くなります。
自宅賃貸の大家が有利な理由
(ほぼ賃料相場よりも返済額のほうが小さい)
・間取りがファミリータイプで単身物件より客付けしやすく退去も少ない
・自分が購入したほどの物件なので需要がある可能性が高い
・貸し出すときに物件の魅力を最大限アピールできる
・戸建てなら賃貸需要がある
・アパートよりも投資規模が小さくて、リスクを抑えてスタートできる
参考までにアパート投資の記事です。 先日新築アパート業者であるE社の新築アパート内覧会が会社の近くで開かれていたので、仕事帰りに見学に行ってみました。 素晴らしくおしゃれで機能的な間取りで、ぜひ住んでみたいと思わせるような部屋でした。 ...
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まとめ
いかがでしたか?
多くの日本人は「マイホームは一生モノ」、「マイホームを持って初めて一人前」「一国一城の主」という固定観念を社会に刷り込まれています。
そう思ってもらえることにより、35年の住宅ローンを組んでしまい、そう簡単には会社を辞められなくなるので、転勤やブラックな労働内容も受け入れざるをえなくなります。
めでたく社畜サラリーマンの誕生です。
国もそれを推奨し、住宅ローンという借入期間が長い商品で、毎月の支払額が下がるリボ払いと同じ罠を用意しています。
国にとっても国民に勤労でいてくれるほうが都合がいいのです。
我々下層国民は、一般的な刷り込み通りに生きていても、上級国民の養分です。
しかしそれを理解して逆手に取り、マイホームに一生住むのではなく、将来住み替えをするつもりなら、いくらでもうまく立ち回れ、資産形成まで可能です。
もし気になる物件があれば、住宅ローンの支払いが最新金利で月々どれくらいなのか、ローンの審査に通るかを調べておくだけで、戦略が練れます。
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