時系列的にはさかのぼり、まだ自宅を賃貸に出す前の話です。
当時借りていた地銀からの住宅ローン金利が実質1.35%でした。
購入当時は、まだ不動産投資に対する知識も浅く、借入先の銀行を決めるたのも仲介不動産会社が勧めてくれたという理由でした。
それから数年が経ち、住宅ローンの金利は益々下がり、最安のネット銀行で0.58%のところがありました。
よくあるローンシミュレーターで計算すると何百万円も総返済額が変わってきます。
実際借り換えをするには、融資事務手数料などの費用で60万円弱程度の費用が掛かるので、それ以上の削減が見込めないといけませんが、僕の場合には十分でした。
ただ、借入先が給与口座の振込先になっており、住宅ローンやライフラインの引き落とし口座として利用しているので、取引ランクが高いためサービスが良く、ATM手数料がコンビニ利用でも無料で便利が良いし、借り換え先の銀行はそこの利便性が失われるので、そこはデメリットでしたが、額を考えると遥かに上回るメリットなので、仮審査の申し込みを行いました。
審査結果は合格で、借入の手続きに入るつもりでいましたが、ダメもとで現在の借入先に金利値下げの交渉に行きました。
銀行からは、借り換え検討先の銀行の、融資内容が記載された仮審査合格の通知書の提出を求められました。
さらに、検討するのに何日か欲しいと言われ、数日後の回答内容は、なんと金利引き下げOKとの事でした。
ただし、引き下げ後の金利は借り換え先の銀行の金利と同じではなく、1.35%⇒0.975%でした。
この金利は借り換えを行った場合に、新たに発生する融資手数料と今後のローン支払いの総額と、借り換えをせずに今の銀行の引き下げ後の金利で支払った額が、同額になるように計算された金利でした。
僕的には借り換えの手間や、現状の利便性を失うことなく、借り換えを行ったと同等の経済的メリットがあり、銀行的には住宅ローンという金利は低いものの、取りっぱぐれリスクの少なく、また給与口座を持っている客(預けている額は少ない超小口客ですが・・・)を失う事を最低限の値下げで済ませたというとても上手な案だなと思いました。
銀行の方からすれば誰でも知っているセオリーなんでしょうが、金利交渉なんて体験することない一般家庭で育った、フツーのサラリーマンの僕としては、結構面白い体験でした。
住宅ローンは、今すでに組んでいる方なら、ほぼ借り換え審査は通ると思いますし、僕と同じ方法なら、手間以外のリスク(特に金銭リスク)は無いし、かなりの確率で成功するのではないかと思いますので、非常におススメです。
面倒かもしれませんが、費用(労力)対効果を考えると、もし忙しくてやる時間が取れないという理由なら、有給取ってでもやるくらい人生における優先度は高いと思います。
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